Staff Blog
スタッフブログ

2013.09.25

相方へ。

昨日、火曜日の東京は、午後から小雨が降り出しました。 コンビニでビニール傘を買いました。 そのあとすぐに晴れました...。           訪れたのは、東京カテドラル聖マリア大聖堂。       「ここへ行こ...」     きっかけは、8月の終りに放送されていた『美の巨人たち』。 たいした理由などありません。 でもなぜか、ドキドキしながら画面に見入っていたような気がします。     設計は、建築家・丹下健三氏。 ごめんなさい。 特にファンだというわけでもないのです。           コンクリートの壁に包まれた大聖堂。 曲線が、無機質なステンレスを柔らかい表情にする外観。 空からしか見ることのできない十字架は、誰に向けたものなのか。   そして、1964年という時代に、これだけの技術が存在したこと。       ただただ興味は尽きず、 突き動かされるようにして飛行機に飛び乗った次第。           それは、ごく普通に在りました。 すべてのことを受け入れ、許してきた場所として、 圧倒的な存在感を放ちながら、静かにそこに。           -もういいのですよ     カトリック教徒でもなければ、祈りの作法も知らない。 そんな私にも、ここは、許しの時を授けてくれたような気がしました。   もしかしたら、その答を必要として私はここへ来たのかもしれません。 そして、好きで携わっている建築がその橋渡しとなったのなら、 今日のことは、貴重で、とても素敵な経験なのだと感じています。           残念ながら、聖堂内部は撮影禁止。 外観は規制がかけにくいので「見てないふり」ですが、 できれば...、とのこと。 神聖な場所故だと思われたので、 レンズは向けず、目に焼き付けることにしました。            気が引けながらですが、でも、ちょっとだけ。   20130924.JPG   エンボス加工されたステンレスの外壁の一部分。 地面から天へと、垂直に近い曲線を描きながら、 約40メートルの高さまで伸びています。   聖堂のコンクリートも圧巻でしたが、命綱を頼りに作業したここには、 職人さん達の技と誇りが刻まれているように思えました。           20130924-2.JPG   先人の英知に敬服。       では、また。   こばやし。  

CONTACT

家づくりに関するお悩みやご相談など
お気軽にお問い合わせください。

▶ お電話でのお問い合わせ

0875-57-6340

▶ メールでのお問い合わせ

MAIL

MODEL HOUSE

VEW ALL